第7章 【日和×参輝】ホーム画

「みつき〜スマホばっかじゃなくて僕にもかまって？」
「あ、ちょっと待ってね」

構ってもらおうとしたけれど待ってね、と言われてしまった。何してるのかな、と思って画面を覗く。

「わっ、ちょっと、ひよりん！」

画面を見るとホーム画の設定中だった。しかもホーム画にしようとしているのは俺の写真。しかも自撮りじゃなくて参輝が隠し撮りしたものだろう。

「みつき…これ…」
「な、なんでもないからっ！」
「僕の写真をホーム画にするなんて嬉しいことしてくれるじゃん」
「だって…」
「しかもこれいつ撮ったの…？」
「この前動画撮った時のひよりんがかっこよくて…撮ったの…///」
「みつき顔真っ赤！‪w」
「もぉっ！！からかわないでよっ！」
「だってみつきが可愛いんだもん」
「っ〜///」
「かわいいなぁ(((ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」
「恥ずかしいっ///俺お風呂入ってくる！」
「じゃあ一緒に入ろ」
「え、やだ、えっちするじゃん」
「そんなに言わなくてもいいでしょ…」
「ひよりんすぐえっちしようとするんだもん、俺今日は気分じゃない」
「えぇ…仕方ないか…」

一緒にはいることを諦め、参輝のスマホのロックを解除する。するとさっき設定したばかりの壁紙が。嬉しそうにしてた参輝の顔を思い浮かべ、かわいいかったなぁ、と思いながら参輝が風呂を上がるのを待っていた。