第1章 「恐怖の宴!?」
涙目になりながら、言う。
「し、死ぬかと思ったー!!骸骨に殺されるかと思った。」
「が、骸骨!?」
とりあえず、先輩を落ち着かせ、話を聞いた。
信じがたい話だが………骸骨って言っても大きな頭が先輩を襲おうとしたみたいだ。
間一髪、うまく逃げだして、ここまで来たという。
先輩は、膝を抱えて震えていた。
僕は、先輩の両手を包むように握る。
「先輩……怖い想いをしたのですね……。早く、皆と合流しましょう!」
先輩は、僕の顔を見て涙を拭き、ニコッと笑い頷く。
「うん!絶対………この洋館から出よう!!」
僕は、ニイッと笑う。
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