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あの人を支えたい、ただそれだけ…

第3章 俺たちだって癒されたい!





さっきまでも泣いていたのだろうか


彼女の目は腫れていた



君のせいじゃない



僕が勝手に無理をしたんだ



『江口……さん?』


気づけば僕は彼女を抱きしめていた。


江「あっごめん……。」

慌てて離れた

けど

『いえ、ありがとうございます』

そう言って微笑んでいた。


けれど、その顔は一瞬にして真剣な顔に変わった。


『2部は出れそうですか?』

答えは1つしかない

江「うん、出ます!」

『分かりました。では、準備お願いします!
あと、これは私の独断です。先輩方には止めるように言われているので…笑』
江「えっ」
『何かあった時は私が全て責任を負います。
だから、安心して楽しんできてください!』


微笑んでいたけど目が笑ってない。


夢を叶えたばかりの女の子にこんな決断をさせてしまったんだ。


彼女には辞めて欲しくない


だから、出るって言った以上終わるまで絶対倒れちゃダメだ。



俺癒のイベント2部が開演した。


彼女は舞台袖から心配そうに見つめている。



大丈夫だよ



絶対ヘマはしないから




そして、イベントは何事も無かったかのように終わった。



袖にはけると全身の力が抜けた。



彼女は僕に抱きついてきて泣きながら
『お疲れ様です』と言ってくれた。


そこからの記憶はほとんど無い。



気づいたら家だった。


リビングに行くと薬とスポーツ飲料

そして

彼女の手書きのメッセージがあった


"お大事にしてください"


やばい……泣きそう。


薬を飲んで今日は寝る事にした。





次の日には完治したけど1週間休みにされちゃったから暇なんだよな。

あれから何日経ったんだろ…

江「ひ!ま!」



あ、宏太朗


江(おーい)
西(何ですかぱいせん暇なんですか?もうちょっと休んだらどうですか?)

えぇぇ。心配してくれている……のか?

壮馬なら

江(そーまー)
斉(僕2番手ですか〜?拓也さんひどーい!)
江(え?今宏太朗といるの?)
斉(ツーショットの写真)

ん?自撮りでは無い…?

江(他に誰かいるのか?)
斉(いますよ〜)

文章と一緒に送られてきた写真にはきぃちゃん


いつもの畏まった感じでは無く女の子らしい服装


えええええええ!?

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