第6章 桜*銀魂(桂)*甘(?)裏×
そんな様子を屋根の上に座ったまま見ている私は普通の人間とは少し違っていて・・・
貴女「そろそろ助けに行きますか。」
私は自慢の九本あるふさふさ尻尾の手入れを終え、屋根から飛び降りる。
貴女「桂さーん!助けましょうか?」
桂「おぉ!桜殿!」
沖「なんでぃ、狐女。邪魔しないでくだせぇ。」
銀「た、助かったー!!頼む!!」
貴女「はいはーい、っと!」
返事を適当に返して九本の尻尾をシュッと伸ばす。
一本目の尻尾で沖田さんをくるっと巻き上げ、
二本目はパトカーを、
三本目はバズーカで、あとはまぁ、いろいろ。
沖「くっ・・・卑怯でさぁ。離せ白狐。」
桂「また桜殿に助けられてしまった。」
銀「はぁ、とりあえず安心だな。」
桂「それにしても、桜殿の尻尾は真っ白で綺麗だな。」
もうお気づきでしょうか。
私には白い九本の尻尾と耳があります。
いわゆる、白狐、妖怪です。
沖「・・・いい加減降ろしてくだせぇ。さ・く・ら・ど・の?」ニヤニヤ
イラッ
貴女「だーかーらー!!私の名前は!!桜じゃない!!」
沖「いやいや、誰かさんが桜と・・・」ニヤニヤ
貴女「あー!もう!桂さん!!貴方のせいですよ!!」
桂「い、いや、これにはわけが・・・;;」
貴女「言い訳は聞きません!!いい加減名前覚えてください!!」
そういって沖田さんやその他もろもろを降ろし、
次は桂さんと銀さんを巻き上げる。
銀「なんで俺までー!!」