第18章 難敵
~青城 25ー26 烏野~
「また烏野のマッチポイント…」
滝ノ上「あんだけ決めてたサーブミスるって事はかなり焦りがあるんじゃねーか?」
嶋田「あぁ……さすがの及川も…」
岩泉「でやっ!!」
“バシンッ!”
ピッ!
滝ノ上・嶋田「「っ!!」」
岩泉「これでチャラな!どっちだって同じ1点だ!」
渡・金田一「「岩泉さんカッケー!![キラキラ]」」
及川「岩ちゃんに負けた気分……」
岩泉「お前は今までのいつ俺に勝ったんだ…」
咲弥[ほんとに岩ちゃんって仲間思いだな…クスクス]
嶋田「青城…1回も全国行った事ないって嘘じゃねーの?全然崩れねー…」
滝ノ上「でも青城が追う立場なのは変わんねー…体力的な消耗は一緒でも精神的にキツイのは圧倒的に青城の方だ……逃げ切れ、烏野!!」
~青城 26ー26 烏野~
咲弥[こんなに苦しい試合は初めてだ…1点が遠く…時間が長く感じる……息が出来なくなるような……涙が溢れそうになる…何も出来ない自分が凄く歯痒い……]
~青城 31ー31 烏野~
及川ファン女子①「うわ~~30点越えたぁー…」
嶋田「どっちもキツイな……」
滝ノ上「けど…烏野の方がギリギリで繋いでるって感じか?攻撃も単調になってきてる気がする……」
嶋田「精神的にキツイのは青城の方なんだろうけど……」
及川ファン3人「「及川くーん!ナイッサー!」」
咲弥「うそ!」
嶋田「げっ!今のでローテ1周かー!でもさっきのサーブミステリーもまだ頭にあるだろうし…及川はどうでるかな……」
咲弥「徹ちゃんなら…もちなおしますよ……」
嶋田「え?」
咲弥「岩ちゃんがいれば…徹ちゃんは大丈夫なんです…」
滝ノ上・嶋田「「っ!」」
咲弥[いつもそうだった…岩ちゃんは仲間思いとか徹ちゃんと仲いい事否定するけど……岩ちゃんはいつも気持ちを切り替えさせてくれる……]