第18章 難敵
繋心「よし、ちゃんと戦えてるぞ!落ち着いてけよ!」
烏野「「おっす!」」
繋心「中に斬り込む攻撃は向こうも慣れてきてるようだから出来るだけコートの横幅めいっぱい使ってけ!」
烏野「「はいっ!」」
菅原[青城のこの攻撃の穴のなさはなんだ……どういう状況からでも当然のように強烈な攻撃に繋げてくる……]
咲弥[さっき繋ちゃんの言ってたコートの横幅めいっぱいって……]
ピィーーーー!
澤村「行くぞ!!」
烏野「「おぉーーーーっ!!」」
繋心[菅原が1度入ってから……烏野は確実に立て直した……もう必要以上の気負いも緊張もない…多分…今どいつも本来持っている力を出せている……だからこそ……]
及川「…………」
繋心[じわじわと現れるチームとしての地力の差なのか……]
~青城 13ー10 烏野~
月島「っ……」
“トンッ……”
ピッ!
#NAME1「蛍、ナイス!」
田中「ナイス月島!忘れた頃にやってくるいやらしフェイント!」
月島「呼び方……」
咲弥「あははは……(苦笑)」
武田「きっと100%の実力を出した時チームとして強いのは青城なんでしょう……でも…それが70%に落ちたり…はたまた120%に跳ね上がったり…勝負ってそういうものじゃないですか?」
繋心「…………」
武田「そして烏野にはみんなの攻撃力を120%にする為の最強の囮がいます……」
咲弥「アップゾーンにいる翔陽の顔……凄いウズウズしてる……」
日向[スゲー…スゲー…青城スゲー!出たい…出たい…早く出たい…早く…早く…早く……]
菅原「日向…」
日向「っ!はい!」
菅原「烏養さんがさっき言った事覚えてるか?」
日向「コート幅めいっぱいの攻撃……ですか?」
菅原「そう……それに最適な攻撃……今日はまだほとんど使ってないはずだ……」
日向「…………あっ!」
咲弥[やっぱり……コート幅めいっぱいの攻撃……翔陽と飛雄の本気の変人速攻!あのブロード!]
田中「っ!」
“バシンッ!”
ピッ!
田中「っしゃーー!」
咲弥「っ!龍、ナイス!!」
~青城 14ー12 烏野~