第13章 強敵
東峰「あっ……」
西谷[…………間に合わない……]
“バシュッー・・・・・”
咲弥「っ!?夕っ!!![ウルウル]」
西谷の咄嗟の足でのレシーブに会場中が湧く……
「足ーーーーっ!?」
道宮「凄っ!!」
武田[アワアワ……]
繋心「なんてヤツ!!」
菅原・咲弥・日向・西谷「「もう1回!!」」
東峰「西谷ナイスフォロー!!」
東峰[戻れっ!すぐ戻れ!……十分な助走距離の確保……全力のジャンプを……何回でも、何回でも、何回でも……思考を止めるな!足を止めるな!気持ちを切らせばボールが落ちるぞ!]
西谷「影山!カバー!!」
影山「はい!」
菅原「もう1回っ!!」
影山「っ!!」
菅原・咲弥「「もう1回っーー!!」」
東峰「決まるまでだ!!」
影山「っ![ネットから少し離した……]高めのトス……」
武田「あれ……影山くんまた……」
繋心「いいんだ……」
武田「え?」
繋心「これが今のベストだ……先生…」
菅原「いけっ!旭!!」
澤村「ぶち抜け!旭!!」
嶋田・滝ノ上「「いけーーっ!!」」
女子バ「「いけーーっ!!」」
日向「いけーーーーっ!!」
咲弥「旭ーーっ!!ぶち抜いてーーっ!!!」
そのジャンプは……
自信にみち溢れた
エースに相応しい姿……
鉄壁の重い扉が開く音がした……
東峰「っ!!」
“バシンッ!!”
ネットの上を転がるボールは……
咲弥「入って……」
みんなの願いと共に伊達工のコートへ吸い込まれるように落ちていく……
ピッピィーーーーーー!!!
~伊達工 22ー25 烏野~
東峰「…………あぁーーーーーーっ!!!」
烏野「「っしゃーー!!!」」
咲弥「やったぁーーっ!!」
嶋田・滝ノ上「「よっしゃーー!!」」
咲弥と嶋田、滝ノ上は3人でハイタッチ
道宮「やった!やったぁ!!」
ピィーーーー!!
「「ありがとうございましたっ!!」」
会場中から拍手がわき起こる……
咲弥も客席から下におりる…