第13章 強敵
ピピィーー!
「整列っ!!」
「「お願いしまーーっす!!」」
2回戦 ~伊達工-烏野~
繋心「1回戦見た感じだと1発目は強烈なサーブがくるはずだ…サーブで崩して確実にブロックで仕留めて出鼻を挫くってのが伊達工の立ち上がりのパターンっぽい…1本目レシーブしっかり上げてけよ!!」
烏野「「おっす!!」」
繋心「で、分かってんな?影山」
影山「はい」
繋心「おっし!!鉄壁を切り崩してやれ!」
烏野「「おっす!!」」
澤村「烏野ーーっ!ファイッ!」
烏野「「おぉーーーっ!!」」
咲弥「始まる…伊達工との試合。みんな頑張って…旭…頑張れ……」
清水[頑張れ…]
ピピィーーーーーー!
西谷「さ、こぉーーい!!」
田中「1本!!」
「鎌先ナイッサー!」
“バンッ”
西谷「大地さん!」
咲弥「大地!ナイスレシーブ!」
影山「ナイスレシーブ!」
影山のトスが上がる……
咲弥「っ!ブロック高いっ!」
影山「っ!」
日向「あっ……」
ピッ!
田中「よっしゃ!ナイス日向!」
咲弥「なんとか…入ったけど……」
武田「あぁ~~~~…向こうのブロック1歩出遅れたと思ったんですけどね……」
繋心「っ……」
武田「あれがリードブロックですか……?トスを見てから飛ぶって言う……」
繋心「おぅ。今までの対戦校はトスをある程度予測してから飛ぶコミットブロックが多かったが伊達工は徹底したリードブロック。トスが何処に上がるのか見てから飛ぶんだ…つまり囮には中々引っ掛かってくれないっつー事だ。その分ブロックに1歩出遅れるんだが…あの7番一気に詰めてきやがる……デカイうえにはえー……」
武田「こ、怖いですね……」
咲弥[あれじゃ…普通の速攻だと厳しい……]
ピッ!
澤村「影山ナイッサー!」
日向「ナイッサー!1本!」
咲弥「飛雄、ナイッサー!」
“バシッ!”
咲弥「あ、ナイス夕!」
「うぉ!拾った!」
「すっげぇーー!!」
西谷「龍っ!すまん!カバー!」
田中「よっしゃ!」
東峰「バック!!」
咲弥「旭……」
田中「旭さん!」