第12章 宿敵
“バシンッ!!”
“ドンっ”
西谷「っ!?」
咲弥「凄い…衛輔返した…」
繋心[次の攻撃…誰くる……]
咲弥「あ……旭…ダメ…」
“バシンッ!!”
ピッ!
繋心「あ…」
武田「今の攻撃は?」
繋心「1人時間差……クイックに飛ぶぞ!とみせかけてブロックとタイミングをずらして打つ。最近はそんなポピュラーな攻撃じゃあないけどな……さっきの完璧なAクイックの直後にぶっこんでくるあたり流石だな……」
~烏野 16-20 音駒~
繋心「やべーな……もうタイムアウト2回使っちまったしな……咲弥!この際なんかあっちの情報喋れ!」
咲弥「え!?そんな無茶な……」
猫又「うふふふふふ…………ww[ニヤニヤ]」
繋心「っ!?くそ!なんかニヤニヤ見られてる!」
武田「なんと言うか…あの1番くんが前衛に上がってからあっちは攻撃に熟練感みたいなのがありますね……」
繋心「そうだな…1年がスタメンの半数を占めてしかもこの前メンバーが揃ったばっかのうちのレベルが1だとすると向こうは10も20も上だ……」
武田「向こうは立派な大人ネコでこっちは生まれたての雛カラス…ですか……」
繋心「あぁーーそれ!そんな感じだ……守備とか攻撃の多彩さじゃどう足掻いたって勝ち目はない……」
武田「ん?」
咲弥「繋ちゃん?」
繋心「今はまだ……な…だったら……がむしゃらに食らい付くのみ![立ち上がる]パワーとスピードでガンガン攻めろ!!」
田中「力でねじ伏せろって事だな……?[ニヤリ]」
咲弥「え、ちょっと……」
日向「なんかそれ悪役っぽい……」
繋心「なっはっはっはーー!いいじゃねーか!悪役!カラスっつーのも悪役っぽいしよー[ニヤリ]」
武田「烏養くん!顔が怖いですよ!!」
繋心「下手くそな速攻もレシーブも力業でなんとかする!荒削りで不恰好な今のお前らの武器だ!今持ってるお前らの武器ありったけで攻めて!攻めて!攻めまくれ!![ニヤ]」
ピッ!
咲弥「ナイスブロック!蛍!」
菅原「おっし!ナイスブロック月島ー!」
山口「ツッキーナイス!」
~烏野 20-22 音駒~