第6章 絆される・続(神威裏夢)
「団……神威、私はそろそろ体力的に辛いのですが」
「えーっ」
「そんな不満げにされても……この後戦闘なのわかってます?」
遼は神威から離れて、下着に手を伸ばすが、今の状況を思い出し、どうしようかと考える。
「何、やる気になった?」
「いえ。とりあえず、シャワーをお借りしますね。このまま着替えて廊下に出たくないので」
「じゃあ、一緒に入ろうよ」
「意味がわかりません」
抱きついてくる神威の手をバシッとはたき、遼はシャワー室へ入った。
温めの湯で全身を洗い流していると、扉の向こうから神威の不満げな声がする。
「俺も汗だくで気持ち悪いんだけど」
「すぐ出ますから、待って下さい」
コックを捻り扉を開けると、神威がニコニコと笑っていた。
「どうぞ」
何を考えているのかわからない表情に、遼は慌てて神威の横をすり抜けようとして失敗する。
がっちりと手首を掴まれ、そのままシャワー室へ後戻りさせられると、背後から抱きしめられた。
「ちょっ、団長!」
「ここ、ちゃあんと綺麗に洗わないと」
「っ!」
神威の指が秘部を滑り、ぐちゅりと音を立てて指が挿入される。
「今更って気もするけど、掻き出しといてあげる」
「まっ、自分でしますからっ!」
「ダメだよ。遼の指じゃあ、奥まで届かない」
「んあぁぁっ!」
先程の行為で敏感になっていた箇所を乱暴に擦られて、遼は思わず嬌声をあげた。
それに気を良くした神威は、指を増やして中でバラバラに動かす。
「待って、無理っ!」
「おっと。大丈夫、俺が支えてあげるから。ほら、壁に手をついて」
神威に促され、殆ど凭れるように壁に手をつくと、指が抜かれて腰をがっちりと捕まれた。
何事かと遼が振り返ろうとした瞬間、神威のものが穿たれる。
「っ、きゃあっ!」
「あ、ごめーん。入っちゃった」
「バカ団長っ、絶対わざと……んっ」
「バレた?」
「さいっ、あく」
遼は壁に額を押し付けて、崩れ落ちまいと何とか耐えるが、先程とは違う感覚に、ガクガクと膝が震えた。
「神威、お願いっ、速くっ!」
もう耐えられないと懇願する遼に応えるように、神威は激しく中を突いた。