第17章 刀鍛冶の里-強襲
鋼鎧塚のこの集中力を前に、鉄穴森はただただ見守ることしかできない。
──ジャコ、ジャコ、ジャコ
そんな中、玉壺の思考がだんだんとよくわからない方向へと傾いていく。。
玉(気に喰わぬ…。殺すのは造作もなきことだが何とかこの男に刀を放棄させたい!!この集中を切りたい!!)
本来の役割とそして殺してはいけない杏のことを忘れ、玉壺は鋼鐵塚に集中し始めた。
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──ゴボ
時(視界が狭窄してきた。
死ぬ…空気が尽きた。)
時透は一度技を出しているため、空気がなくなるのが杏よりも早かった。
そんな時透に炭治郎の姿をした者の言葉が再びよみがえる。
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炭「自分の終わりを自分で決めたらだめだ。」
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時(君からそんなこと言われてないよ。)
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炭「絶対どうにかなる。
必ず誰かが助けてくれる。」
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