第41章 復活

どこで継承が一つ途切れたのか分からない。


それが気がかりではある。


けれど、炭治郎の決意が揺らぐことはない。


炭（だけど、それでも、俺は必ず無惨を倒す。皆のためにも、俺は…俺達は…。）


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──産屋敷邸


愈史郎の眼により無惨の位置を把握している輝利哉様たちは、すぐさまその異変に気がついた。


輝「駄目だ。間に合わない。薬が分解され、無惨が復活する。」


そんな輝利哉様の声に、他の隊士達を向かわせていたかなた様とくいな様がすかさず答えた。


か「隊士達の第一陣は、まもなく到着します。」


く「第二陣も追ってすぐに。」


輝「…。」


お2人の言葉に輝利哉様は疑問を抱いた。


柱でさえ、無惨以外の上弦と対峙して深傷を負っている。


それ以外の一般隊士が無惨との鉢合わせになったらどうなるか。


答えは明白だった。


輝「待て！！行くな！！止まれ！！」


すぐに気づいた輝利哉様が慌てて声をあげる。


「え？」


対してかなた様くいな様は何故止めるのか分からず、思わず声を漏らす。