• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第33章 蝶の舞



しのぶは自身の切先にしか刃がついていない日輪刀を見ながら考えられる最悪を想像してぐっ、と下唇を噛む。


その後ろでカナヲは童磨の血鬼術をじっ、と見ていた。


カ(大量の刃??それとも凍る血鬼術??よく見て。よく見て判断して。見極めて。正確に。最小限の所を。被害が最小限の所を、見極め…)


2人に技が当たる、と杏は必死に叫んだ。


『カナヲちゃん!!しのぶさん!!避け…!!』


──メッ


伊「どぉありゃアアアア!!」


天井から音がしたかと思ったその瞬間。


伊「天井より出でし、伊之助様のお通りじゃあアアア!!」


天井を突き抜け、そこから雄叫びを上げながら伊之助がボコーンと降ってきた。


カ「!?」


『伊之助くん!?』


し「なんてところから…。」


童「!?」


突然の登場にその場にいた全員の視線が伊之助の元へと集まる。


流石の童磨も驚き、力が緩んだところで杏は急いで距離をとる。


ー 獣の呼吸 伍ノ牙 狂い裂き ー


天井から落ちてきた伊之助はそのまましのぶとカナヲを襲おうとした氷でできた刃の花弁を蹴散らす。


そして伊之助は興奮気味にウヒャーヒャッヒャヒャーッ‼︎と笑いながら叫んだ。


伊「ドンピシャじゃねぇか鴉の案内はよォ!!勝負勝負ゥ!!」




/ 1147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp