第2章 人魚との遭遇
「もう差別されずに済むのね?」
「それは保証する。そして君を、幸せにすると…誓う」
「……わかったわ。あなたの妃になる。ううん、なります」
ポセイドンの顔がパアッと明るくなり、彼女を抱き締めた。
「ちょ!傷が開くでしょ!」
「そんな痛みは今吹っ飛んだぜ!!こんな嬉しいことがあるか!大切にするぜ、マイハニー!!」
「私は○○よ」
「○○…。いい名前だな。俺のことはポセと呼んでくれ」
「え?あだ名でいいの?」
「神としてはポセイドンだが、君の前ではただの男でいたいんだ」
「ふふっ。わかったわ、ポセ」
そして彼が持つ能力で三叉槍を引き寄せると、己の手を傷つけた。
「何してるの?!」
「いいから俺の血を飲め。そうすれば海中でも生きていられる」
○○は滴るポセイドンの血を飲んだ。
「これでもう○○は、俺の妃だ」
「私にも何か力があればいいのに」
「今度ゼウスの所で会議があるから、一緒に来てくれ。ゼウスに頼んでみよう」
「その時に一緒に結婚式挙げられないかしら?」
ポセイドンの胸が高鳴る。言ってから恥ずかしがる○○に愛しさが一気に溢れていった。思わず抱き締めて口づける。
「いい匂いだ…」
「ポセも…」
どちらからともなく何度も口づけを交わし、それは次第に熱を帯びていった。口づけしながらベッドに優しく押し倒せば、○○の体は妖艶な色香を漂わせる。
服を脱がせ、自身の装飾を外す。と、○○の手が伸びてきてポセイドンの体をなぞる。
「たくましいのね」
その一言はポセイドンを雄へと変貌させるのには十分だった。
「優しくするつもりだったが、限界だ。覚悟しろよ?」
唇で○○の肢体を愛撫する。チュッと音を立てて吸い付く度にピクンと反応を返し、愛らしい唇からはポセイドンの雄をさらにかきたてる声を発した。
「あんっ!…はぁん…。あっ!ああっ!」
「……はぁ…。たまらないぜ…」
胸の小さな果実を舌で転がすと、○○の体が大きく波打つ。
「あっ!!駄目ぇ!」
「駄目?ノンノン。気持ちいいんだろう?感じるんだろう?こんなに固くなってるじゃないか…」
片方を指で弾きながらもう片方を舐めしゃぶり、吸い上げる。
「あっ!あっ!ああっ!」