第4章 ゲーム終了
初「皆さ〜ん、お疲れ様でした〜!!!見事、ゲームクリア〜!3人とも借金無し!無事に帰れるよ!よかったね!おめでとう!」
奈々「何が…っ…おめでとう…なの…っ」
初「ちなみに〜!旦那さんは君たちのモニタリングに強制参加してたからぜーんぶ見てたよ!あははははは!あっ、もう時間だ!それじゃ、ばいばーい!」
奈々「ちょっと…待ちなさっ…ーーーーー」
私はそこで気を失った。
奈々「んっ…」
目が覚めるとそこはいつもの自分の家だった。
隣には透が寝ている。
奈々(夢……だったのかな…??)
透も同じような夢を見ていたと言っていたが、会社に出勤しても岩崎さんと桜木さんは、いつもと変わらぬ様子だった。
休憩中に、透とやっぱり悪い夢だったと電話で笑い合った。
これが、夢じゃなく現実だということを忘れたいかのようにーーー。
上司2人とまた身体を重ねる日が来るのはもう少し先のお話。