第12章 尸魂界
『…だから、覚えておいて。私が手伝うのはルキアの為でも一護のためでもない。喜助さん、夜一さん、テッサイさん達に恩があるから。ただそれだけ。』
「………ならいい…」
『でも。私が貴方たちを必要ないと思えば瀞霊廷に従い貴方たちを殺す。』
「「「!!!」」」
井上、茶渡、石田が目を見張る中一護は言った
「……そん時は……俺がお前を倒す!」
「…う、うん!紫陽花ちゃんを倒して、私が怪我を治して、一緒に朽木さんを助ける!」
「そもそも僕たちを必要ないなんて思うことはないだろうけどね」
「……ム。紫陽花は、優しいからな。」
『…ばかじゃないの………』
「壊牙?」
黙りこくった壊牙に夜一は声をかけるが何でもないと壊牙は流した
「なあ、夜一さん。ずっと思ってたんだけどよ、壊牙って紫陽花のことか??」
同様の疑問を持っていたのか井上と茶渡も身を乗り出す
「ん?何だ壊牙、お主教えておらんのか?」
『……アハハ』
「ハァ、お主は変わったの…」
『……そう?バレたし、もういーか。私は紅狼壊牙。雨竜は知ってると思うけど』
「んだよ、石田知ってたのか」
「あぁ、大虚の時にな」
『…も、いーでしょ。夜一さんこれから空鶴の所に行くんだよね?私は中で待ってるから』
「ああ、頼むぞ壊牙。」
『うん』
『…早めに来てあげてね』