理科教師が変人の件はチャリ部ではどうにもできんことを証明せよ
第2章 4月
あ、距離聞くの忘れた。
ま、いいや。
ボトルも二本、たっぷりある。
平坦まだ続くのか。
私山寄りのオールラウンダーなんだよなああ。
あ、前に誰かいる。
「あのー……?」
東「む!先生ではないですか。先生も走られるんですね」
「えぇまぁ」
待って待って待って待ってこの人の…………
自転車……
「激レアリドレーではないですかああああ」
東「!!……見る目があるなぁ先生!!!!」
「あ、ごめん心の声が」
東「駄々漏れです」
「リアルで乗ってる人初めて見た!凄い格好いい!!!」
東「とかいう先生の自転車も、お洒落じゃあないですか」
「わーーーありがと!!!!クーガーだいッ好きなの!!」
東「そういえばどうしてここに?」
「えっと……あ! 峠ってどこ?」
東「?もうとっくに終わってますよ?あと少しで部室です」
「あれ?」
話に夢中だったー
何分ぐらい?
私サイコン買ってるけどつけてないし
荒「はっや」
「え?どのくらいだったの」