第1章 もっと。
「ふふ、可愛らしいですね、目もとろんとして…」
髪を掬って口付けると、また恥ずかしそうに顔を背けるので、「こちらでしょう」と言って向かせる。薄らと涙を浮かべているので「嫌でしたか?」と意地悪く言うと、「わかっているくせに…」と頬を膨らませた。
「いいんですよ、こちらには、魔法があります。いつでも本音が聞けますからね。でも……」
そう言ってスカートへと手を潜り込ませ、布越しに彼女の大切な場所へ触れるとぐっしょりと濡れていた。
「ひっ…や…」
「体の方が正直なようですね。」
そのまま指先でトントンとノックをすると、足を閉じようとするので体で押さえるようにし少しずつ刺激を与えていく。彼女の口からは吐息と甘い声が漏れていた。秘部を撫でながら、彼女の頬を伝う涙を舐めとると彼女が首に腕を回すので、ゆっくりと大切なものを扱うようにキスをし舌を絡め合う。誰もいない閉店後の静かなラウンジに、ピチャピチャと水の音が響き、口を離すと2人の唾液が糸をひくのが何とも妖艶だ。
シャツの上から胸、腰と撫でてやると、彼女は体をびくっと反応させる。
「ジェイドせんぱ…い…恥ずかしい…です…」
「ふふ、でもまだ、上書きが終わっていませんからね。」
ボタンをプチプチと外すと陽に晒されず白いままの肌が現れた。まるで人魚のようですね。そっと指を滑らせると「ひゃんっ」と甲高い声を上げる。
下着の隙間から手を入れ、胸の膨らみを包むと柔らかくて暖かい。揉むたびに愛らしい声を漏らすのが愛おしい。そのまま下着を持ち上げあらわになったそこへ舌を這わせると胸を突き出すように体を反らせた。
「せ、せんぱ…い…やぁ、そこ…」
「嫌なんですか?ここがいいから、こんなに主張しているのでは?」
胸の先端を指でピンと弾くとビクッと体を跳ねさせた。
「ここがいいんですね?」
彼女と指を絡めて繋いで拘束し、胸を周りから先端へかけて舐め回す。触れて欲しいであろうそこには触れずにいると、痺れを切らした彼女が「先輩、もっと…」と言うので、がりっと先端に噛みつく。彼女は悲鳴のような声を上げるが、先端を舌先で転がすとすぐに甘い声に変わった。