第1章 ー プロローグ ー
僕は自分の才能に過信しすぎていた。
何も持ってない僕に暗殺の才能があることを知った。
この才能があればいつか……ころせんせーを殺せるかもしれない、
だなんて思い込んでたんだ。
でもこの才能は結局何の役にも立たなかった。
恩師も殺されて
茅野も殺された。
今思えば僕にとって茅野カエデという人物はすごく大きな存在
だったんだろう。
それは…………"恋"と表してもおかしくない。
僕の人生はもう終わった。
と思っていた。
まさか潮田渚に 二周目の人生 が訪れるなんて思いもしなかった。