第13章 モデルの君と普通の私
『…はぁ…』
私はとても頭が痛い
黄瀬「どうしたんスか!?春歌っち!」
原因はそう…この人…黄瀬 涼太
視線が痛い…なんなのこの人(マジで)
『おはよう。黄瀬君』
黄瀬「おはようっス!今日も春歌っちは可愛いっスね!」
『お世辞はいいから離れてくれないかな〜…?』
そう言っても聞かないのが、ゴールデンレトリバーもとい、黄瀬 涼太なわけで
黄瀬「嫌っス」
ですよねー…
刻一刻と私の寿命が縮む
黄瀬「そうそう聞いて欲しいっス!今度モデルの仕事するんスけど〜」
『……』
ごめん、黄瀬君…話が入ってこない
ファンクラブの子達の視線が痛い