第4章 勝負
ナ「おーい、テオ~」
ナツさん?
「はい。なんですか?」
ナ「勝負しようぜ!!」
全「はあぁ!?」
「し、勝負…ですか?」
ル「あんたバカじゃないの!?」
エ「貴様はどこまで考えなしなんだ!テオは今日入ったばかりだぞ!!」
グ「バカも大概にしろよこのクソ炎……」
ナ「なんだとこの露出魔野郎…」
え?あの、ちょっと…。
ナグ「おらぁあぁあ「そこまでです」」
ズシッ
ナグ「ぬおっ」
2人を這いつくばらせて止めた。
さすがにケガの恐れがありましたしね。
ナ「なんだ?」
グ「身体が…動かねえ…」
エ「重力を…強めたのか…?」
私は空気圧を強めたと思ってたのですが。
考えて見れば空気圧ってすべての面にかかってますから、空気圧を強めたら潰れちゃいますよね。
じゃあ私は重力を強めたことになるのですか?
…わからなくなってきました。
ル「あの…テオ?そろそろ2人を自由にさせてもいいんじゃ…」
「…そうですね」
私が2人を自由にしたとたん、ナツさんが飛びかかってきた。
ナ「火竜の鉄拳!!」
全「ナツ!?」
「!!」
ギリギリでよけた。
ドゴーン
ナ「火竜の鉤爪!!」
バキッメキメキッ
突っ込んできた勢いを生かして次の攻撃。
後ろへ跳躍してさけた。
イスや机が壊れている。
危ないですね~…。
「……………」
ナ「そんだけ動けりゃ十分だ。勝負しろや!!」
ル「ナツ!!」
エ「貴様という奴は!!」
………………。
仕方ありません。
「わかりました。受けて立ちましょう」
ル「ちょ、テオ!!」
ナ「そうこなくっちゃなぁ!!」