第6章 6話

どこかの部屋に入れられ、口にタオルをかまされ、手足は縄でグルグル巻きにされた。
翔「うっうんうん！(やっ止めて！)」
隆平「うるせえ！」
と殴られた。
翔「ぐっ.....。」
隆平「まず始めに足を動かなくしてやろうか？」
とどこから持ってきたのか、竹刀を持って俺の右足を傷めつけ出した。
翔「うっ....。」
隆平「ははは！良いざまだ！」
と狂ったように何度も何度も右足を傷め続けた。
涙が止まらない....足がジンジンする....。
続けて左足も傷め付けられた。
翔「......,.っ。」
隆平「痛いよな？痛いよね？俺の心もそれ位痛いんだよ！」
パチン！
翔「ふぐっ！」
雅紀「お願い！翔ちゃんを虐めないで！」
翔「うううん！(雅紀！)」
といつの間にいたのか雅紀が泣きそうになりながら、丸山くんに訴えている。でも、雅紀は幽霊なため雅紀の言葉は届かない....。
とするとドンドンと扉を叩く音が.....。
和也「先輩！ここにいるんでしょ？丸山先輩！ここ開けて下さい！」
智「翔くん！大丈夫？おい！丸山！ここ開けろ！」
智くんと二宮くんだ！俺は口を塞がれたままありったけで訴えた。
翔「ううん！ううん！ううううん！(智くん！二宮くん！ここにいるよ！)」
丸山「チッ邪魔な奴らが来たか....。お前は黙ってろ！」
と竹刀で腹を叩かれた。
翔「うぐっ....。」
雅紀「翔ちゃん！」
雅紀が駆け寄ってきた。
翔「ううん....。(雅紀....。)」
雅紀「翔ちゃん、待ってね？俺が鍵を開けてくるから。」
と雅紀がドアに近づき鍵を開けた。
カチッ
とその音に丸山くんが反応した。
隆平「なっ何が起きて起きてる⁉︎俺は何もしてないぞ⁉︎なんで勝手に鍵が⁉︎」
と戸惑っている間に二人が入って来た。
和也「先輩！大丈夫ですか？」
智「翔くん！」
翔「ううん！(ダメ！)」
と叫んだ。丸山くんが懐から銃声を取り出したから。
隆平「櫻井に近づくな！」
と二人に銃口向けた。
和也「なっ何してるんですか....。」
智「.....っ」
隆平「動くなよ...一歩でも動いたらこいつを殺してやる！」
と俺を無理やり立たせこめかみに銃口を当ててから口からタオルを取った。
翔「何でこんな事するんだよ....。」
隆平「るっさい！そんなに殺されたいか！」