第12章 たんどら
本で見たんだ。
家族が幸せに暮らしてる場面を
だから私も欲しかった。
「·····っ」
目を覚ますと、とある部屋で寝ていた。
(えー···と確か昨日カジノ終わってから天音と片付けして···って!)
むくり
「ここ!天音の部屋じゃないか!//」
何故天音の部屋で寝てる!?其れよりも、本人がいない
あわわわ
(まさか··)
ガチャ
「あっおはようございます。シグマさん」
「天音!··何故私は君の···あっ」
勢いよく立ち上がったせいか目眩がして
「シグマさん!」
ドサッ
「ーー!//」
「ぎりぎり。シグマさん体調大丈夫ですか?」
「あっ···。」
そこで初めて気づいた
私は
「···熱がある」