第98章 *海中サーベイ(ジェイドの夢)*
フロイド『ジェイド、普段からオレがあんなすっとぼけた顔に見えてるってこと!?』
オルト『夢の中だから、脳内イメージが誇張されてる状態なんだと思う』
『むぅ..でもほんとのフロさんはもっとカッコいいのに。なんであんな可愛い顔になっちゃうのかな?』
ユウ『いってて..兄弟の解像度ガバすぎでしょ』
ジェイド『見てください。こんな過酷な環境で生きている小さなエビがいますよ』
フロイド?『わぁ〜ほんとだぁ!うんまそぉ〜〜♪でへへっ!あはっ、みんなちっちゃくてかわいいねぇ。食べちゃおっかなぁ〜』
ジェイド『おやおや、チャレンジャーですねフロイド』
岩の裂け目をたどたどしく歩く小エビたちをニコニコ見つめていたフロイドは、次の瞬間には手を伸ばし一匹をつまみ上げると、あろうことかそのまま口の中に放り込み食べてしまった
フロイド?『いっただきまーす!』
一口で食べてしまうと、逃げ惑う小エビたちを次々とつまみ上げムシャムシャと食べ始める
フロイド?『エヒャヒャ!逃げても無駄なんだよぉ〜!んめっ!んめっ!』
セベク『フ、フロイド先輩がいきなりエビを捕まえて食べ始めたぞ..!?』
ユウ『.....』
フロイド『小エビちゃぁん?なぁんで逃げるのぉ?』
ユウ『いや、なんか身の危険を感じたもので..』
目の前で小エビが食べられていく光景に背筋がゾッとし、そろりと離れようとすると、フロイドから圧のある視線を向けられ、渋々元の位置に戻った
『フロさん、ユウのこと食べちゃうの?』
フロイド『はぁ?食べねぇし。つか小エビちゃんは食べても美味くなさそう。食べるならゴマちゃんがいい』
『??』
イデア『な、なんか..本物のフロイド氏とは別方向の恐怖を感じるキャラクターになってない?』
ジャミル『普段からあんなものじゃないですか?』
フロイド『嘘でしょ、オレ絶対あんなじゃないって!』
ユウ『ま、まあ、あんなアホ面で踊り食いとかはしなさそうですね。(あんな可愛く食わないでしょ。もっとおぞましい感じで、もっと相手を追い詰める感じで食い散らかしそう...)』
『ん。フロさんはあんなじゃないよ』
フロイド『だよね、小エビちゃん、ゴマちゃん!?オレ、ジェイドと違って山で拾い食いとかしねーし!』