第7章 練習試合
武田「なにか なにか凄いことが起きてるんだってことは わかったよ
…新年度になって…すごい1年生が入ってきて。でも一筋縄ではいかないくて……だけど
『日向と影山は今はバラバラだけどちゃんと力を合わせられたらなにか…すごいことになる気がするんです』
澤村くんがそんなふうに言っててその時はよく分からなかったけど
今日がわかった気がする
バラバラだったらなんてことない1人と1人が出会うことで化学変化を起こす
今この瞬間もどこかで世界を変えるような出会いが生まれていて
それは遠い遠い国のどこかかもしれない地球の裏側かもしれない
もしかしたら…東の小さな島国の北の方田舎のごく普通の高校の
ごく普通のバレーボール部かもしれない
そんな出会いがここで…烏野であったんだと大袈裟とかオメデタイとか言われるかもしれない
でも信じないよりはずっといい根拠なんかないけど
きっと、これから、君らは強く強くなるんだな」
「…………」
武田「!!はっごめんっ!ちょっとポエミーだった?!引いた!?」
澤村「いやいやいやそんなことないです!あざす!!」
「あざーす!!!」