第11章 合宿
日向達を探している時…
(…見たこと無いジャージだな…真っ赤。)
黒尾「えっとー今どこ向かってるの?」
「ひなたぼっこしそうなとこです。
と言っても、私も久々にこっちに戻ってきたんで土地勘があるとは限りませんよ?」
黒尾「へー!どっかに行ってたのか?」
「そういうことです」
黒尾「どこいってたんだ?」
「えっとー中1の最初から中2にかけて東京で中3は兵庫です」
黒尾「えらく遠いな」
「ですね笑 いろいろあったんで」
黒尾「へー」
「黒尾さんは県外から来たんですよね?」
黒尾「どうして?」
「いや、土地勘ないし、そのジャージの色見たことないんで」
黒尾「なるほど」
「どこの高校です?」
黒尾「言っても知らねぇぞ?絶対」
「いいですよ、言ってもらったら知ろうとするんで」
黒尾「音駒高校」
「!やっぱり…ボソッ」
黒尾「あ、見つけた。研磨!」
「日向!」
孤爪「あっクロだ またね翔陽」
黒尾「勝手にフラフラすんな 知らない土地なんだから
じゃあな、ルイ」
明星「はい、黒尾さん、また」
黒尾「おう、またニヤッ」
━━━━━━━━━━━━━━━
「すげーよなー東京から来るなんて」
「向こうのセッターなんか小さくね?」
「うん…それになんかヒョロヒョロしてる」
「控えのセッターなんじゃない?」
「強いのかな?学校名聞いたことないよな」
「音駒高校だっけか」
黒尾「君らの言うひょろっひょろのチビとは、俺達音駒の背骨で、脳で、心臓です。」
「音駒高校対槻木澤高校練習試合始めます!」
黒尾「行くぞ」