第11章 合宿
━━━━━━━5年前 5月
烏養『今年こそは全国の舞台でな!』
猫又『ソレ毎年言ってるけどな!』
烏養『うっせえ 今年こそだよ!』
『今年こそちゃんと本番やれよーっ』
『全国大会で見るゴミ捨て場の決戦楽しみにしてるぞー!』
翌6月 IH予選
烏野高校は決勝で白鳥沢学園に接戦の末敗退
全国出場を逃す
音駒高校もまた
東京の代表の枠に惜しくも残ることは出来なかった
そして 翌年3月
烏野高校は宮城県代表として
音駒高校は東京第2代表として
春の高校バレー全国大会に出場
が
烏野は第3回戦で破れ
音駒は準々決勝で烏野を待つも対戦はなされず
音駒も準々決勝で敗退
幾度となく練習試合を重ねても公式の舞台で兵刃を交えることは一度もかなわぬまま
両チームの監督が引退
それを期に両チームは衰退の一途を辿ることとなる。