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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第13章 大切な人






(ん……、目が重たい……)


布団から起き出し、重たい目を擦り、あくびを噛み殺す。


すっかり身支度を整えた光秀さんが、文机に向かって筆を走らせていた。

華麗な筆運びについ見惚れるけれど、すぐに昨夜の出来事を思い出し、ハッとした。


(もしかして……一晩中、そばに居てくれた……?)



「あ、あの……っ、おはようございます……」



「おはよう寝坊助。顔を洗って来い。朝餉の前に話がある」


「はい……っ。えっと、その、昨日は……」


光秀さんは顔もあげず、しっしっ、と手を振ってみせる。


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