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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第7章 虚心坦懐
空を見上げれば、眩しいくらいの太陽が輝いていた。
何百年たっても、空の青さは変わらない。
秀人が逝ってしまった日も、今日と同じ、気持ち良いくらいの快晴だった。
その旅立ちが、なんだか彼らしくて……
『ありがとう』
そう言って笑った彼は、光秀さんの言うように不幸には見えなかった。
それなのに……私はいつの間にか、孤独と喪失感に飲み込まれ、本当の秀人を忘れてしまっていた。
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