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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第7章 虚心坦懐




「っ……このことと、さっきの件は別ですよ。納得したわけじゃないです」


「お前が笑ったから俺はそれでいい」


(っ、私はよくないのに……。そんな嬉しそうな顔しないでほしい


言い返す言葉を探していると、背後から九兵衛さんの声がかかった。



「光秀様、そろそろ」

「ああ」


(……! そうだ、光秀さん、仕事中だったんだ)


「あの、突然やって来て、すみませ……」

「茜、明日は久々に乗馬の稽古をつけてやる」

「え……?」



謝罪の言葉を最後まで言わせず、光秀さんは私に背を向け歩き出す。

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