第3章 カガミ+カレシ
「う、あっ!?、…ひ、あ、アア、…」
そこを指を曲げ、かきだすような動きに変えてやれば、リマの膝は使い物にならなくなってしまい、一気に崩れ落ちた。
俺もそれにあわせるようにしゃがみ、今度は空いている方の手で腰を掴み、とうとうその快楽を逃すことは出来なくなった。
ある一点を強く突いてやれば、今までにないくらいの声が室内に響いた。
………前立腺、ってやつか?
そこを重点的に攻めれば、リマは声を押さえることも忘れて、喘ぐ。
そして、よりいっそう高い声が上がったかと思うと、俺の胸元に顔を埋め、シャツをちぎれるぐらい握ると、苦しそうに身体を痙攣させた。
……い、イったの、か………?
リマはゆっくりと顔をあげるとそのうるんだ目で俺を見上げる。
俺はなんともいえない感情が込み上げてきて、リマをぎゅっと抱きしめた。