貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜
第2章 過去へー
「…ということは…現代人……でも…なんで……。佐助……ワームホー……」
そのひとは私の答えを聞いて、何やら考え込むようにブツブツ言い出した
勝手に入ったこと、怒ってるのかな?
「…あの。勝手にお邪魔して申し訳ありませんでした。
すぐに出て行きますので…」
そう言って、お辞儀をすると
「ダメッ!!!待って!!!」
凄い勢いで手首を掴まれる
「ちょ、ちょっと来て!!」
その人はキョロキョロと辺りを見渡し、誰も居ないのを確認すると私を引っ張って歩き出した
「…あ、あのっ。困りますっ…」
「しっ!!黙って!!見つかっちゃう!!!」
有無を言わさない言い方に、それ以上何を言っても無駄だろう…と思い、とりあえずそのあとをついていくことにしたけど