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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第8章 不穏な動き




いつもの帰り道のはずなのに、ほんの少し言葉を交わしただけで景色が違って見える。
嬉しくなって、顔が自然ににやけてしまう。

「何その顔、気持ち悪い……。」

「…っう……」

いつもの冷たい視線がニヤける私につつき刺さる。

「……女の子に気持ち悪い……は、酷くないですか?」

頰を膨らませて抗議すると

「…ふっ……ほんと、変な女」

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