【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第9章 約束と方針
「……ってな感じで教えられたので、恋人同士で行う行為に関しては完全に無知でして」
「そこの常連さんにもなかなかツッコミどころが多いが……まあなんとなくは把握したよ」
というかそもそもヤりたいかと問われればどちらでもないというのが答えだ。
ただ恋人として手順を踏んでいき進展が必要なのであればヤることも必然となってくる。それに、まあ……兵長と同じ布団で寝られるというのはなかなかに悪くないものだと思う。
「まあでも、リヴァイだって何も考えてないわけじゃないだろうしさ。初めては案外向こうに任せっきりにしたほうが得策かもね。……なんかそれはそれでリヴァイ楽しんでそうだし」
「そういうものなのでしょうか」
「まあ、焦らず焦らずってやつ。幸い次の壁外調査までは十分に時間があるわけだし、ゆっくり考えるといいよ〜」
ひらりと手を振り行ってしまうハンジさん。
私は残った朝食を口に詰め込み訓練場の方へ向かった。
せっかく早起きしたのに、話し込んでいたせいで時間がやばかった。
やばい兵長に殺される。