第5章 鬼の女の子
炭「思ってます!!!」キッパリ
………えぇぇぇぇぇぇ
この子めっちゃキッパリ言うやん
びっくりしてお姉さんズッコケたよ!!!!
炭「えぇぇぇ?! そうなんですか?!」
いや、そうだよ
殺す気なんてないよ。大丈夫だから。
ただ──────
禰「……むっ……?」
『 こんばんは 禰豆子ちゃんっていうのかな?』
禰「むー!!!」ホワホワ
『うんうん。元気があっていいね!
怪我もしてないし大丈夫だね』ナデナデ
禰「むー!!!!」ホワホワ
『じゃあ禰豆子ちゃんまた箱の中に入ってゆっくり寝てようね』
禰「む」ブンブン 頭を上下に振り箱に入る
炭「あ、あのさん……?」
『なぁに炭治郎?』
炭「こんなこと聞くのもですけど
どうして殺そうとしなかったんですか?」
『…感じなかったからかな』
善「感じないって…?」
『鬼の冷たさを感じなかったから』
伊「でもアイツに触ってねぇのにわかるのかよ!」
『…触れる触れないじゃないんだなぁ…それに
禰豆子ちゃん暗示かかってるでしょ?』
炭「…!なんでわかったんですか!!!」
『そしてその暗示は鱗滝左近次がかけたもの…
炭治郎あなた鱗滝さんの教え子ね』
炭「そうです!!!…もしかしてさん」
『そう…私も鱗滝さんのとこで育てられた』
炭「でも呼吸が…」
『あぁ あれはただ水の呼吸が合わなかっただけ
それにしてもよく生きて戻ったね炭治郎…』