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My Sweet Home

第5章 【番外編】0213



の様子がおかしい
部屋にこもりっきりで
先ほどのおやつの時間以来顔を見ていない

いつもならこの時間には
弟者と一緒にテレビを見ているはず
弟者に「は?」と聞くと
「今日はいいって言われた」
とだいぶ寂しそうにしていた。

数時間後
2階からばたばたと階段を下りてくる音が聞こえてきた
その音はリビングの前で止まり
少ししてからが顔をのぞかせた

すると
「おついちさん……これ……」

彼女の手には折り紙で作られた緑色の花が
訳が分からないまま
「くれるの?」
と聞いた

「はい。」

なるほど、テレビを見に来なかったのは
これを作っていたからかと納得した

「今日、2月13日でしょ?おついちさんの日だ!と思って……」

とてつもなくかわいいことを言う
「でも、それに気づいたのがおやつを食べた後だったからこんなものしか用意できなくて……」
恥ずかしそうにしている彼女を
ぎゅっと抱きしめる
「ううん。嬉しいよ。ありがとう」
「……おついちさん。いつもありがとう」

思わず涙が出そうになったがぐっとこらえた
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