第2章 2 1話目
もう日付が変わろうとしているとき
夢小説なんか見ながら
(俺もこんな生活したいなぁ)
と一つため息をついた
見ていた夢小説は居場所を失くした少女が
歌い手たちの住むシェアハウスで幸せに暮らす
というもので歌い手厨の俺からすれば
羨ましくてたまらない…
そう思いながらスマホに充電器をさして
そろそろ寝ようと目を閉じた
次の日の朝
そろそろ歌みたを更新しようと
少し前に取った歌のMIXをすることにした
気づけばもう夜になっていて
曲も終盤に差し掛かっていた
ちゃちゃっと終わらせて何か食べようと
冷蔵庫を開けてもそこには特に何もない
俺の親友のカ〇リーメイトももう少なくなっていた
(明日は買い物行って歌みた更新かなー)
そんなことを考えながらベッドにダイブして
青い鳥のアイコンのSNSで
歌みた更新のことを呟いて寝ることにした