第12章 暴風警報発令しちゃいました。
『『?』』
唇が離れる。
そこには…優菜ちゃんがいた。
『優菜…何回言ったらわかるんだ。ノックしろよ!!』
『…忘れてた。』
唇を尖らせる優菜ちゃん。
初めて陵の家行った日も優菜ちゃんが不意に入ってきたよね…。
『はぁ…・で、なんだ?』
『宿題…手伝って。』
『えー…めんどく…『私が手伝うよ!』
陵の言葉を遮って言った。
少し驚いた様子の優菜ちゃん。
『いいのか?』
『うん!もちろんっ』
『そうか…じゃあ頼んだ。
優菜、いいよな?』
『……』コクンッ
こうして私が宿題を手伝うことになった。