第6章 三角関係 ~陵vs長谷川~
*陵side*
理沙が来た。
俺は寝たフリをする。
理沙が帰ろうとする。
グイッ
腕を引っ張り、そのまま両腕を掴んで押し倒した。
『!?////』
驚いてるww
『俺のこと心配で来たの?』
『へ…いや、その…///』
顔赤…かわいい。
『なあ?』
顔を近づける。
『だったら…悪い…?///』
案外素直に答えた。
『別に…///』
素直な理沙だと調子狂うな///
『……』
“君が先にヤればいい話でしょ。”
ダメだ…
理沙とは正直めちゃヤりたいけど、泣かせたら最低だ。
我慢しよう。
まずは長谷川から守らないとな…
俺は理沙の両腕を離し、体を起こした。
『理沙。』
『?』
『今日一緒に帰ろ。』
『う、うんっ、でもちょっと用事があるから待っててくれないかな?』
『わかった。用事って?』
『長谷川くんが話があるって…』
な…!?
は、せ、が、わ!?!?
嘘だろ!?
まさかアイツ…
嫌な予感がした。