第4章 キミ色依存症
□キミ色依存症
【 染め上げるように私を愛して 】
声が聞こえて 鼓動が鳴いて
君が香って 心が揺れる
指先触れれば 戸惑って
唇交わせば ズクンと揺れる
少し離れて 不安になって
笑顔を見れば 犬のように駆け寄るの
空が泣いたら 傘をさして
太陽笑えば 日差しを浴びる
そんな当たり前のように
君色に染め上げて欲しいんだ
どこかのラブソングが 静かに歌って
夢見心地でそれを聴く
明日になれば 君に出会えて
夜になっても 残り香を纏う
香水ほど強くない
心地よい日常の香り
朝になったら また囁いて
少し掠れた声と不機嫌な顔が
いつも私を起こしてくれる
きっと私は キミ色依存症。
空が泣いたら 傘をさして
太陽笑えば 日差しを浴びる
そんな当たり前のように
君色に染め上げられた
また笑って 次は怒って
クルクル回る日常と
少しばかりの静かな時間
君と私の小さな世界を
きっと誰もがしらんぷり
そんな幸せを噛み締めて
今日も君色に染まるの
私は キミ色依存症。
染め上げるように私を愛して
そしたら私は君に染まるから