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【短編集】倉庫【雑多】

第7章 ヤナギ(??前提レオナ)


強すぎる快楽の波がざわざわとまた意識をさらいそうになる。
「ま、まっ、てぇぇ…!!
むり、おかしく、なっちゃ…っ!あっ!!」
角度を変えられ、繋がっているところがぐちゃぐちゃと音がわざと立てられる。
室内にそれが反響して恥ずかしくて耳を塞ぎたくなる。
お腹の奥がまたぎゅっと縮んで熱い。
中のカタチが大きく固くなっていく。
「はっ、もうそんな簡単にイケるようになったのか」
「ううっ、ごめんなさ……」
「こんなにヨガってても、お前は違う男がいいのか?」
「………ご、ごめんなさい……」
奥の入り口にぐっと先を宛がわれると、どくっと熱いのが放たれていくのがわかる。
「ああああっ…!!」
勢いと量のある白濁が、私の弱いところにあたる。
本能が絞るようにそれを求め、がくがくと身体が震えて恍惚とそれを受け入れてしまう。

ちがうのに。
こんなはずじゃなかったのに。

ベッドに沈む怠い四肢が、自分のとは思えないほどに重い。
「いい加減諦めろ、お前はここにいるしかねえ」
「……っ」
レオナさんは、はあっとため息を吐きながらそう言って、後処理すらしてくれないままお部屋を出ていった。
力を入れなくても、真ん中からダラダラと二人分の体液が流れ出ていく。
汚れていく自分が、もう可哀想だとは思えなくなった。

私はもう、心を殺して、人形になる。


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