• テキストサイズ

愛の囁きを。

第2章 Ninomiya.





シーンとした教室で、
私と二宮くんは向かい合って

お互い黙り込んでいた。


「別に不機嫌じゃ、ありませんけど
 このラブレター、どう処理します?

 焼いてあげますよ、
 灰になったら木にまいておきます」


思いっきり不機嫌だろ、
ひがみか、いやでも彼もモテるしな。


この性格のどこがいいのやら



....てか木にまいておきますって何!?
焼いてあげますよって何!?
(反応遅すぎだろ! )



「まかなくていいし、焼かなくていい!」


「....好きなんですね、そうかなるほどね」


勝手な解釈してるとこ悪いけど、
そんなんじゃないです。


ガラッ



と、ここで智兄登場!



「帰っぞー、って愛里も居るじゃん」


悪かったな、私もいて!
智兄って地味に傷つく事を言うね...。


「帰りますか、先輩!」



ニコッと先ほどの不機嫌さは
どこへやら。

やっぱこいつ子どもだ。




















 
/ 314ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp