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愛の囁きを。

第2章 Ninomiya.




最近、愛里がおかしい。


特別変わったわけじゃないんだ
かと言って変化がないわけでもない


要するに"普通"なのだ




私の家に来た彼女の愛里が
引きつった笑みを見せたのは、つい最近の話。


「なんかありました?」



と聞いても"何もないけど"の一点張り

二宮和也、少し落ち込みますよ。
頼ってくれないだなんて!



ジーッと携帯を見つめて、ため息
その繰り返しの行動に


やっぱり気にならないわけない


頼りないことぐらいわかってますよ、
ただ俺は貴女の彼氏なんですけど









 
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