第3章 Sakurai.
だるいだるいだるいだるいだるい、
なんでムサイ男と収録なんだ
いや、モデルとか居られても
困るんだけどね。
愛しの彼女に会いたいんだよ。
「翔ちゃん相変わらず知的で
カッコよかったよ!」
と相葉さん。
かっこいいなんて照れるだろ
「あそこは芸人さんに言わせるべきよ
翔さん頭良すぎなんだよなぁ」
と松潤。
それ褒めてんの?それともダメだし??
「まあまあ。そういう潤くんだって
芸人さんの見せ場、ぶっ潰してた」
とニノ。
相変わらず毒舌。
「今日は楽しかったー!」
とリーダーの一声で、
「飲み行きます?」
「お、いいね。行こ行こ」
「俺パース、金欠だわ。 」
さすがというべきか、
場の雰囲気を一変にして変えられる人
「俺もパス」
鏡の前で携帯いじってると、
後ろから野次が飛ぶ。
特にニノと相葉さんね。
「えぇー?!
うっそ、まさか彼女?!」
「やだ、私という存在が居ながら
まさか浮気ですか翔さん」
彼女、という存在は
もうみんな知ってる
知ってるくせ知らないふりする
そう、
奴らはただからかうのが面白いだけ
「ぷはははっ、
翔ちゃん照れてる~!」
俺が彼女の事となると
すぐ照れるから。