第12章 だらら
「あっ··あの··(なんか凄くいい匂いしませんか!?)」
「顔を上げてください」
「いやいや。··それは··」
「···天音」
「ーー··っ//(声だけで死ねる)」
「うん。お利口ですね、深い海色の瞳」
手を握られ、分かることは
(先生の目、黒いけど赤い)
なぜだか先生の目から離れられない。
ぴんぽん♪
びくーー!!
「!··っ、行ってきます!」
パタパタ··
「····もうちょいで出来ましたね」
♪♪♪
ガサッ
「先生何か頼んだんですか?(ダンボール2箱)」
けろり
「天音の日用品ですよ、着替えに家具に色々と確認お願いしますね」
「!?えっ??!」
「嫌でしたか?」
「嫌、ではありませんが··私自分の家から通いますから!先生には迷惑かけられませんよ」
しゅん
「僕は、ひとりは寂しいです」
うっ
「うぐっ」