第9章 だったん
ーーーー···
コトッ
「お待たせしました」
ひらひら
「ありがとう~~···さて」
びくっ
「······」
「あの依頼者は。君が以前人助けで助けた人だ」
「··あの時」
「そ。そこから君に会いたいが為に最近来てるんだよ···何か身に覚えがないかい?」
「身に覚え···」
ポストに入ってる手紙
フェージャの屋敷から帰る時に掴まれた。
ギュゥ···。
「い···いえ。何も」
「なら、何故怯えてる?」
「皆には心配かけたくありません····」
「何も1人で抱え込まないで。私が守る··それに」
ひょこ
「私の夜叉白雪が犯人を捕まえる」
びく!
「鏡花ちゃん!?いつから···!」
ひょこ
「何も心配する事ないですよ!僕もいますから!」
「敦くん····実は···」
ーーーーー····
あれから数日が経った
変わった事は
かたん
どさどさっ
「今日···ありすぎる」
今までは1枚程度が10枚以上に増えた事