第4章 ☆ 新しい光
黒子「……!!!!!!!!」
時雨「そのために必要だったのは、チームワークとかじゃなくてただ、「キセキの世代」が圧倒的個人技を行使するだけのバスケット。それが、最強だった…。けど…もうそこに「チーム」はなかった。」
黒子「はい…。5人は肯定してたけどボクには…何か大切なものが欠落してる気がしたんです。」
火神「…で、なんだよ?そうじゃない…オマエのバスケで、「キセキの世代」倒しでもすんのか?」
黒子「そう思ってたんですけど…」
火神「マジかよ?!」
黒子「それよりこの学校でボクは…キミと先輩の言葉にシビれた。今ボクがバスケをやる一番の理由は…キミと篠原さんとこのチームを日本一にしたいからです。」
黒子くん…。
火神「相変わらずよくそんな恥ずかしいセリフばっか言えんな!てか、どっちにしろ「キセキの世代」は全員ぶっ倒すしな!「したい」じゃねーよ。日本一にすんだよ!」
時雨「だね!仕方ないからソレ、手伝ってあげる♪」
黒子くんの新しい光も見つかったみたいだし。
良かったね、黒子くん…。
~次の日~
なにやら教室が騒がしい。
時雨「おはよう、どーしたの?この騒ぎ。」
「ちょ、時雨も見て!」
そう言われ、窓の外を見ると…
«日本一にします。»
の文字。
皆不思議がっていたけど…
私には分かった。
黒子くんだって。
こうして私たちは無事入部を果たした。