第3章 ☆ 誠凛高校バスケ部‼
放課後────
私と黒子くんは2人で体育館へ向かった。
⁇「よーし、全員揃ったなー!一年はそっちな。」
「なあ、あのマネージャー二人可愛くねー?」
「あぁ、二年と一年だろ?一年の方がかわいーよなー。」
「けど、確かに!二年の方は、もうちょい色気があれば…」
⁇「だアホー違うよ!」
「あいて!」
リコ「男子バスケ部カントク、相田リコです!よろしく‼」
『ええ〜〜‼‼』
あ、あの人がカントク⁈
マネージャーさんかと思った…。
顧問の武田先生は、見ているだけ…
あの人がカントクかと思ってた。
すると、いきなり
「……じゃあまずはシャツを脱げ‼」
突拍子もない事を言い出した。
皆ぼーぜんとしている。
そして…
「キミ、ちょっと瞬発力弱いね。」
「キミは体かタイ。フロ上がりに柔軟して!キミは…」
的確にその人の身体能力をあてていく。
時雨「リコ先輩。二年生のデータ、とっておきました。」
私は、リコ先輩が一年の身体能力を視ていた間に二年生のデータをとっていた。
リコ「へっ?え?い、いつの間に⁈」
時雨「視ればわかりますよ♪」
リコ「へ〜、とりあえず一年は全部視たし、そのデータ、教えてくれない?」
時雨「はい。そこのメガネの先輩は身長178cm、体重68kgでドリブル強化の必要があります。3Pだけじゃ、きつい部分もあるんで。それで、髪の毛サラサラの先輩は身長174cm、体重64kgでダジャレすきですよね?それと、鷲の目(イーグルアイ)を持っている。ニャンコ口の先輩は身長170cm、体重67kgで…器用貧乏さんですね。ゴール下が得意…。シュート範囲は広いが成功率はそこそこ…。クールで無口な先輩は身長186cm、78kg。縁の下の力持ちってとこですか…。シュートなにか身につけて下さい。そうですね…フックシュートなんて良いと思います。優しそうなその先輩は身長176cm、体重70kg…、リバウンドが得意…。がっしりとした体格で誠凛にとっては柔軟剤の様な存在…。」