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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第23章 最後の戦い




「–––やめろ!」

「っ……」

地を這うような声で、顕如がうめく。

恐怖で一瞬、身を竦めた私に目をやると

「もうずっと前から……この手から血の匂いが消えん。どんなことをしても、地獄に落ちずに済む方法などないさ。–––私の立って歩く場所こそが、地獄になるのだから。同じように、信長に同胞を殺された私と信玄は、どこで道をわかったのだろうな」



自分の手を見つめると、顕如が儚げな笑みを浮かべた

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