第10章 まま
「ち···中也さん??」
ちょん
「あまり見るな!」
「中也さんが··幼子に」
「この事は姐さんや首領には言えねぇ···敵の異能にやられたなんて···。」
「前の僕とは違う」
「龍の時は飴だろ。俺はれっきとした異能だ」
(中也さんが小さい···前の芥川くんと同じぐらい···そうすると)
ひょい
「中也さん、ご無礼を」
「んがっ!···天音!?」
ぎゅっ
「今日1日私がこうしていますね!」
かぁあ//
「あ?!俺は赤子じゃねーよ!//」
「でも中也さん、僕も幼子時は天音に抱き抱えて頂きました」
うぐぐ
「うーー···今日だけだからな」
「はい!」
(中也さん異能使ってるのかかなり軽いんだよな。)
「中也さん、異能は今日禁止にします」
がん
「は!?」
「幼子の本来の重みが私は好きなんですからね」
うぐぐ
「···分かった」
「ありがとうございます」